アーユルヴェーダ案内人・くれはるさんにインタビュー
こんにちは!
今回は、アーユルヴェーダ案内人・くれはるさんにインタビューをさせていただきました!
アーユルヴェーダってどんなものなの?といった質問から、活動を始められたきっかけなどを伺ってきました。
アーユルヴェーダ案内人・くれはるさんにインタビュー
——どんな活動をされているのですか?
アーユルヴェーダを伝える活動をしています。自分自身がアーユルヴェーダに出会ってすごく助けられたので、おんなじように救われる人もいるんじゃないか、という思いで案内人になりました。現在、ワークショップやイベントなどを開催しています。
かつての私のようにしんどさを抱えている人や困っている人が、アーユルヴェーダに出会って何か気づきがあれば良いなと思っています。
——アーユルヴェーダに出会ったきっかけは何ですか?
10年くらい前、今思うと結構ワーカホリックだったんでしょう。通常の業務に加えてプロジェクトも増え、かなり忙しくなっていました。ある日残業後に家に帰ると過呼吸になり、眠れなくなってしまったんです。それで病院に行ったのですが、どこも悪いところはない、と。その後もいろんな病院に通いましたが、結局不調の原因はわからずで、おかしいな、どうしてこんなに苦しいんだろう、と思っていました。
後日、お休みの日に小さなアーユルヴェーダのサロンに行ってみたんです。オイルマッサージをしてもらったらそれがすごく良かった。それからアーユルヴェーダって面白いかも、と本を読んだりし始めたのが最初のきっかけです。その後スクールにも通いました。
——当時の不調は身体的なものですか?
心身どちらもですね。私だけではなく、みんな大なり小なり不調を抱えて病院に行ったり薬を飲んだりするけれど、もうちょっと自分自身にフォーカスすれば実はいろんな方法があるんじゃないかなって、アーユルヴェーダに出会って気づきました。
以前病院で、先生に怒られたことがあるんです。「あなた、病気は医者が治すものだと思ってるでしょう」と。当時は意味がわからなかったのですが、今ならわかる気がします。私たちの体って、お医者さんが全てを治すものじゃない。体の持ち主が自分自身とどう向き合うか、なのかもしれません。
——アーユルヴェーダって難しくないですか?
アーユルヴェーダは奥深い学問ですが、毎日の普通の暮らしの中で無理なくできることが沢山あります。
インド発祥だけど、実は私、別に取り立ててインドマニアでもないんです(笑)。でもアーユルヴェーダは、たくさんの人を受け入れる度量のある学問なんですよ。
5000年も前から今も続いている歴史あるものって、やはり本質的な何かがあると思います。
——今後どうしていきたいですか?
東京だけでなく、各地へ出かけて行って、ワークショップなどを通じ、様々な人がアーユルヴェーダと出会う場を作れれば、と思っています。「旅をしながらアーユルヴェーダを伝えていく」って、自分の憧れの形でもあります。
(↑こちらのくれはるさん特製スパイスカレーは、アーユルヴェーダの考え方を元に、旬の食材を使って作られたカレー。絶品です!)
——最後に、自分らしく生きるコツを教えてください。
「自分らしく生きる」を考える前にまず、「自分らしく」の「自分」ってなんだろう?という視点で自分を眺めてみること。
意識して丁寧に自分を観察することから始めると良いと思います。
アーユルヴェーダは、自分を深く知るための1つの手がかりです。
生活、体、心などを通じ、自分を生かす方法を知るための学問でもあります。
私自身、自分のことをよくわかっていなかったから不調になったのかもしれません。
例えば、自分の体はどんな状態にあるのか?何を食べ、どんな生活を行うとどう変化するのか。
大事なことは観察すること。
自分らしさって、観察なしで理解できるものではないようにも思いますね。
自分に丁寧に向き合って、それから「自分はどうありたいか」を自身で決めていく。
それが大事かもしれません。
プロフィール
アーユルヴェーダ案内人・くれはるさん
アーユルヴェーダ・ヒーリング・コンサルタント。
日本アーユルヴェーダ・スクール ディプロマ取得。
心身ともに健やかに暮らしていくために、現代日本人の暮らしに役立つアーユルヴェーダを日本各地で紹介している。
上写真は「アーユルヴェーダで味噌作り」ワークショップにて
くれはるさんのブログ:https://kureharizm.exblog.jp/
(取材・文章 松永優花/撮影 みやもとあい)
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