足の爪の色が変!?色を見れば病気が分かる!○色は危険!?
- 2017.05.17
- フットケア
爪は体の健康状態を映す鏡と言われています。
爪の形や凹凸などでも見ることもできますが、最も分かりやすいのは爪の色でしょう。
健康的な爪は毛細血管が透けて見えているため、薄いピンク色をしています。
爪の色が変色している場合、何らかの病気のサインであることがあります。
あなたの爪はどんな色をしていますか?
爪の変色を放置すると危険な場合もありますので、早期に対策することが大事です!
この記事でご自身の爪の色をチェックしてみてください。
爪は何でできている?
意外と知られていない爪の成分について、まずはご紹介します。
爪は皮膚の成分の一部であるタンパク質が角質化してできたもので、
髪の毛と同じケラチンでつくられています。
ケラチンとは繊維状のタンパク質のことです。
爪は髪の毛と成分が同じなので、髪の毛が元気なときは爪も元気、
逆に髪の毛が抜けやすかったり乾燥しているときは、爪も剥がれたり割れやすいなどのトラブルのある状態になりやすいのです。
爪の色は健康のバロメーター
それでは爪の色別に健康状態をチェックしていきましょう!
爪が白い
・貧血
爪が白っぽい場合、貧血がまず考えられます。
合わせて爪の形が反り返っている場合、鉄欠乏性貧血の可能性もあります。
・乾燥
爪が乾燥すると白くなることがあります。
除光液や栄養不足によっても乾燥が進みます。
爪が乾燥すると爪が割れやすくなりますので、保湿をしっかりと行うようにしましょう。
・爪水虫
爪白癬とも言います。爪の一部だけが白くなるのは水虫の可能性があります。
爪水虫の場合、爪の下の角質や、爪自体が厚くなってきます。
・爪甲剥離症
爪が浮き上がったり爪先の白い部分が大きくなる症状です。
外部からの刺激や微生物感染などが原因となります。
原因により治療法も様々ですが、一般的には保湿剤やステロイド剤を患部に塗ることになります。
爪に白い斑点がある
爪に白い斑点ができた場合、一番考えられるのが点状爪甲白班です。これはあまり心配する必要は無く、爪が伸びる過程で皮膚との間に空気が入ったために現れるものです。
自然と無くなりますので、放っておいて問題ありません。
爪が白濁している
爪全体が白濁している場合、慢性肝炎・肝硬変・肝臓ガン(原発性)・腎臓病などの病気の可能性があります。
早期に病院に行きましょう。
爪が黒い
・内出血
爪が黒い場合、まずは内出血が考えられます。爪下血腫(そうかけっしゅ)ともいいます。
きつい靴を何時間も履いていたり爪の上にモノを落としたりなどの外的要因です。
爪の下で出血が起こり黒くなっています。
・便秘
便秘の場合も、内蔵に負担がかかることで爪の色が黒くなることがあります。
・メラノーマ(皮膚の悪性腫瘍)
爪に黒い縦線が入ったり、黒い点が変化しているようであればメラノーマの可能性があります。
メラノーマとは皮膚がんの一種です。
爪が黒いほか、爪の外部の皮膚にも黒い色が広がっている、爪が割れるなどの症状が見られます。このような症状が見られたらすぐに受診するようにしましょう。
・アジソン病(慢性副腎皮質昨日低下症)
爪の黒い線が爪だけでなく身体にも出るのはアジソン病の可能性があります。黒っぽい茶色をしていることもあります。アジソン病とは副腎機能の低下によりホルモンが分泌されなくなる病気です。体重減少などの症状が一緒に見られたら注意です。
また、以下のような病気の可能性もあります。
・肝性ボルフィリン症
・ヘモクロマトーシス(体内貯蔵鉄の異常)
・糖尿病
・閉塞性動脈硬化症
爪が茶色い
爪が茶色く変色している場合は、栄養不足、また爪水虫の可能性もあります。
爪に茶色い線ができる場合、多くは良性の色素沈着で細菌感染や生活習慣の乱れ、ストレス、薬の副作用などが原因のことが多いです。あまり心配は入りません。
悪性のメラノーマである場合は線が黒い色をしており、次第に黒い部分が広がっていくのが特徴なので、そのような様子が見られたらすぐに病院に行くようにしましょう。
爪が赤い
爪が赤くなるのは主に血液の異常を現しています。
危険な症状である可能性も高いので注意が必要です。
爪の周りや爪の下の部分が赤く変色するのは、子宮体癌や胃癌の合併症で現れる「皮膚筋炎」の可能性があります。
また、爪が真っ赤になっている場合は心筋梗塞や脳血栓の場合があるので早急に病院で受診しましょう。
その他、以下のような病気の可能性があります。
・多血症
・肝硬変
・膠原病
・心臓病
・糖尿病
・腎臓疾患
・悪性貧血
爪が黄色い
・ネイル、除光液の影響
長期間ネイルを塗った状態のままになっていたり、除光液の影響で爪に負担がかかり、黄色くなることがあります。
この場合はネイルを中止して爪を保湿することで改善されていきます。
・たばこ等の外的要因
たばこの有害物質の影響で爪が黄色く変色することがあります。禁煙することによって症状が改善してきます。
・薬の副作用
薬の服用によっても爪が黄色くなることがあります。
・黄色爪症候群
全身疾患、リンパの滞りなどの原因が考えられますが、原因は不明とされています。
黄色爪症候群になると爪が黄色く変色するだけでなく、体のむくみや爪がなかなか伸びない、肺に水が溜まって呼吸がしにくい、などの症状が見られます。
リンパの流れをよくすることが対策となるので、マッサージをするようにしましょう。
・爪水虫
水虫は白くなることが多いですが、黄色く濁ってくることもあります。
・カロチン血症
緑黄色野菜に含まれるカロチンを多量に摂取すると爪が黄色くなります。ミカンをたくさん食べた場合にもなります。
その他、以下のような病気の可能性もあります。
・全身疾患
・皮膚病
・気管支炎
・気管支拡張症
・胆汁分泌障害
・円形脱毛症
・糖尿病
爪が緑色
・グリーンネイル
爪が緑色に変色している場合、外的な要因である場合が多いです。
女性に人気のジェルネイルや付け爪が原因で、カビの一種である緑膿菌が繁殖し爪が緑になる「グリーンネイル」と言われる症状です。
グリーンネイルは自然治癒することができないので、皮膚科を受診するようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
爪の色に異常がある場合、思わぬ病気がひそんでいるかもしれません。
ただ、体に異常があっても爪に現れてこないこともありますので、怪しい場合は自己判断せず病院に行くようにしましょう。
不安がある場合は病院で受診するのが一番です。
特にネイルをしている方は、爪の色の変化に気づきにくいもの。
爪を常に清潔に保ち、お手入れのついでに爪の色が変色していないか、こまめにチェックすることが病気の早期発見に役立ちます。
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