自分を知る大切さ

自分を知る大切さ

なぜ素の自分で生きる人を増やしていきたいのか?

前回からの続きです。

私は学生時代、自分が何が好きなのか?今悲しいのか楽しいか辛いのかがわからなくなった時期がありました。

周りに合わせ、自分をなくしていたからです。

ある人との出会いで徐々に素の自分に気づいていきました。

 

ちょっと物語風にして書いてみます。基本ノンフィクションです。

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僕はとある昼下がり、メガネ屋を経営する荻野さんという方とご飯を食べる約束をしていた。
荻野さんは僕が大学時代に受けていた授業でたまたまゲスト講師として登壇された方だ。
僕は荻野さんの話を聞き、非常に面白かったのでその授業後名刺をもらいに話しかけたのが最初の出会いだった。

 

僕が学生時代から現在までのことを知っている方なので、今の僕の状況を相談しようと僕が連絡して、ご飯を食べる約束をしたのだった。

 

横浜駅で待ち合わせて、荻野さんはオシャレな和食屋に連れて行ってくれた。

「久しぶりだね、宇田川君!調子はどう?」

僕は今の仕事の状況を話した。そして最近瞑想に出会って試しにやってみたら、なんか自分の深いところからの声が聞こえた気がして不思議な気持ちになったことなどを話した

「それはいいことだね!本当の自分の声って、なかなか聞こえない場合が多いんだよね。でもその声が実は一番大切だったりするんだ。」

「そうなんですか?」」

「そう。自分を知るということは、自分が本当はどう思っていて、どう感じていて、どうしたいのかを理解してあげることなんだよ」

「僕はまさに今、自分のことについて知ろうと考え始めたところです!」

 

すると荻野さんは、
「自分を知ることは、人生を自分で生き始めるということだ。
多くの人は自分を自分で知らないがゆえに自分の外側にある情報を信じている。
その情報が自分が幸せに生きるために必要かどうかがわからないままに信じている。
外の情報は誰かの都合で発信されている。
その情報が自分の人生を豊かにしてくれるかどうかはわからない。
その判断ができるようになるには自分を知ることだ。」

 

今までの僕はまさにそうだと思った。

何も考えずに自分がどう感じるかなどは無視して、ひたすら外側の情報を追っかけてきた。

「どうすれば自分を知ることができるのでしょうか?」

 

すると荻野さんは、
「直感に従ってみることだ」

「え、直感にしたがって?」

「そうだ、みんな直感をあまり重要視していないようだけど、直感は本当に大切なんだ。その直感は言葉かもしれないし、イメージかもしれない。それは頭で考えるモノではなく、ふとした瞬間にキャッチするしかないんだ。」

「そうなのですね、じゃあ直感にしたがって行動してみます。」

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自分の気持ちに素直になることが、実は一番生きやすいし自分らしくいられるとようやく気付き始めました。